落合恭子の免許取得物語

落合恭子の免許取得物語 Web版 教習2日目

負のスパイラルに見まわれた~

前回から1週間ほど開いて、2回目の大型自動二輪教習に行ってまいりました。教官は久しぶりにお会いする内野勝彦インストラクター。マイマネージャーさんの幼なじみだったというご縁を感じずにはいられないインストラクターさんです。

時間は17時10分。「待ったよ〜」と内野インストラクター。

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そうなんです。本当の予約時間は15時10分でした。早めに行ってご飯を食べようと家を出ようとしたのが13時ころ。しかし猛烈な雷雨に襲われ家に閉じ込められてしまい、家がきしむほど近くに雷が落ちる状態が続いたので予約を1時間ずらしてもらいました。雨が上がり家を出られたのが14時半。最寄り駅から教習所まで1時間ほどかかるので、16時の教習ギリギリの時間でした。遠くに雷鳴が聞こえる雨上がりの道を俊雄くん(出る直前まで午後のロードショー『呪怨』を見てたんです)におびえながら猛ダッシュ。

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耳に残る俊雄くんボイスを振り切り電車へ飛び乗った瞬間、今度は「ただ今起きた人身事故のため運転を見合わせます」。ウソのようなタイミングで車内放送が流れます。運転再開見込みは16時。いや、16時から教習だってば。別ルートを駅員さんに確認してもらいましたが、バスも振り替え電車もないって言うじゃない。時計はまさに15時を指そうとしているし。教習1時間前を切ってからのキャンセルはキャンセル料がかかってしまうので急いで教習所に電話。「遅延証明があればキャンセル料はかからないので気を付けていらしてくださいね」とのやさしい言葉が返ってくるではありませんか。

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思い返してみると、朝5時からW杯最下位でグループリーグ敗退という日本代表の姿で気が落ち、大雨、雷、『呪怨』、人身事故と、この日はここまでいいことが何一つ起こっていません。一つネガティブなことが起こると、それが引き金になったかのように次から次へと悪い方向へいってしまうことってありますよね。いい言い回しがわからないのだけど、この日はまさにそれでした。

13時に向かいだし、さんざんな道中を経て教習所に着いたのは16時35分。しかし、受付のお姉さんの「気を付けていらしてくださいね」というやさしいひと言ですべて忘れることができました。すでにとんでもない疲労感は襲ってきてますが…。

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そんなこんなを内野インストラクターに説明。すると、「クルマで来ればよかったじゃん」の鋭いひと言が! いや〜、ごもっとも。クルマで来ればよかったわ。

頭堅いとこういうとき対応できなくてダメね。

各課題の問題点がハッキリとわかる

気持ちを切り替えて教習、教習。今日は盛りだくさんらしい。

「大型はどう?」と聞かれたので、楽しいけどまだやってない急制動が怖いと打ち明けると、「今日やるよ」だって。

ショック! いつかやるとわかってはいたけど、それは今日じゃないの。今日は流れが悪いの。ガクブルするわたしを尻目に教習は進みます。前回から少し間が空いたので慣らし運転をたっぷり取っていただきます。そうだったそうだった。半クラ使ってメリハリある運転。中型バイクでは3速で進入するカーブも大型バイクは2速に下げるんだった。そうだった。忘れてた。徐々にいろいろ思い出し、クランク、S字、一本橋、スラロームへ。スラロームで3本目のコーンにかする。あれ?

そして大ボス急制動の登場です。雨上がりだし最初だしということで3速40km/hで14mに挑戦。「大型バイクはパワーがあるからと思いっ切りブレーキをかけ吹っ飛ぶ人が多いので気を付けましょう」と注意を受けました。その言葉にビビり、40km/h出せず。なんとか14mのラインで止まれましたが、「ひよったな」と痛烈なひと言をお見舞いされKO。教官にはすべてがお見通しなんですね。

波状路もやりました。やっぱり半クラが下手で障害に当たると止まってしまうので、半クラのままアクセル回すことで進めるようにするというハッキリとした課題が見えてきました。前輪が凸に当たるタイミングでアクセルを回す練習をしなくては。

その後も盛りだくさんにいろいろ練習。
やっぱりスラロームは3つ目のポールに後輪が当たってしまいます。

各課題の問題点がハッキリしたところで1時間目終了。待合室に戻ると内野インストラクターがガイドブックに一本橋とスラロームの絵を描き、「正しいと思う走り方を描いてみ」とペンをわたされました。一本橋の上はハンドルを動かす。スラロームはポールの手前をかすめるように。この2点を意識して走行ラインを書き込み内野インストラクターに見てもらうと、「一本橋のハンドルは細かすぎ。もうちょっと大きくふるイメージじゃないと難しい。スラロームは内輪差で後輪がポールに近付くから、ポールとポールの真んなかを普通に走れば後輪がポールをかすめるラインがとれるじゃん」とのお答えが…!
今まで正しいと思って実践してたわたしってなんだったんだー。

まだまだ余裕がないせいか、1時間の教習を終えると汗がやばいことになっています。この日は早起きして日本戦を見たこともあり、睡魔も襲ってきて疲れやすくなっていたので、待合室に戻りクールダウン。意地になって人身事故でトンだ分の振り替え予約を取ってもらいましたが、あと1時間いけるかしらん。

二輪の待合室に見知った顔が…

18時からの教習も同じく内野インストラクターが見てくださいました。

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まずはスクーターを体験。普通自動二輪教習のときに乗せてもらったスクーターと大きさは同じに見えましたが、見ためからは想像のできないとんでもない重さでヒキました。250kgですって。大きさが変わってもスクーターはやっぱり苦手でした。舟の上っていうか宙に浮いてる感覚というか、あの感じ慣れません。今通っている限定解除の免許が取れれば上限なくどんなに大きなバイクにも乗ることができますが、スクーターに関しては上限があるんだよと内野インストラクター。正確には制限があるわけではありませんが、スクーターは650ccまでしか作られていないんですって。これはあくまでも日本ではという話らしいのですが、どうやら需要がないらしい。やっぱみなさん難しいと思ってるんですね〜。

大型二輪に乗り替え坂道発進を練習。まだバイクを扱いきれていないため停止位置が悪かったりしましたが、下がらなかったので問題ないのではないかしらん。坂の上りと下りはクラッチレバーを離しエンジンブレーキを使い徐行。下りでクラッチつなげるなんてすっかり忘れていました。その後は前の時間ボロボロだったスラロームをたっぷり練習。やっぱり倒してしまう3本目のポール。「視線下がってるよ!」、「びびってる!」アドバイスは耳に届いているのですが、スピードがしっくりこなくてなにもできない。速いのか遅いのかもわからずお手上げ状態でした。

パニックにおちいったわたしに一からスラロームを教えてくれるやさしい内野インストラクター。普通自動二輪教習のときにやったヤンキー走りでバイクを傾けるという練習をしてもらったらタイムも1秒近く縮み、少しよくなりました。

一本橋もハンドルのふりが細かくなりすぎないように意識したら安定しました。半クラが本当にうまくなったねとほめてもらえたよ。普通自動二輪のときは半クラ作りに本当に苦労しましたが、大型バイクはやりやすいしわかりやすい。

急制動もこの時間は11mでチャレンジ。早いタイミングでクラッチをにぎってしまいエンジンブレーキが効かずラインギリギリで停止。無理矢理止まった感じで吹っ飛ぶというのもわかる気がしました。大型バイクは危険のサインも本当にわかりやすい。

そのまま波状路も確認。前の時間に教わったことを意識して丁寧に半クラを作ります。しかしそもそも波状路に進入するライン取りがよくないらしく、正しいラインをホースで水をまき描いてもらいました。武蔵野自動車教習所の波状路は急制動で止まった位置のすぐ右手にあり、停止位置から走り出すと同時に立ち姿勢を作りつつすぐ右に曲がると現れます。波状路に対し真っ直ぐにバイクを向けるためには大回りで進入する必要があるのですが、わたしは立ち姿勢になることや半クラで頭がいっぱいになりショートカットしたコース取りになっていたみたい。女の子は曲がるときに上半身が内に入りがちなので、立ち姿勢を作るのは曲がった後にするといいらしい。

この時間もみっちり教えていただきこの日の教習は終了。この日も内野インストラクターはお兄ちゃんみたいでちょっと引っかかったことも気軽に聞くことができて助かりました。ありがてえ。

この日は手話での教習を見かけました。この間は外国語での教習も見かけたし、本当にケアがいきとどいた教習所だなと実感。そんなすばらしい教習所に通えて幸せだな~と思っていたら、二輪の待合室に見知った顔を発見。っていうかワタシだ!! 『レディスバイク』のポスターでした。うれしいけど恥ずかしい…。

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胸を張って「これわたしです!」と言えるように、今まで以上にがんばろうとひっそり誓うのでした。