レディスサポートブック2023 メーカーイチオシ!バイクセレクション

FANTIC CABALLERO SCRAMBLER500

FANTIC CABALLERO SCRAMBLER500(2023年モデル)

作り手の走行性能へのこだわりが見る者にも伝わるアピアランス

見るからに軽快感のある車体は、実際に軽くて走破性の高さを感じさせてくれます。そのポテンシャルが街中からオフロードまでさまざまなシチュエーションで走る楽しさを乗り手に享受してくれるはずです。

FANTIC広報さんのオススメポイント

  • 圧倒的におしゃれ! イタリアン・デザインならではのスタイリングは飽きがこず、またほかに似たモノがありません。古さも感じることなく長くお楽しみいただけます。
  • 驚くほど軽量! ガソリン抜きで150㎏の車重は、250㏄クラス並み。一見大柄に見えるボディも、ライディングポジションを取れば非常にコンパクト。扱いやすさ抜群です。
  • 小気味よいサウンドと乗り味! アロー製マフラーが奏でる歯切れのよいエキゾースト・ノートは走りの気分を盛り上げてくれるうえ、ニュートラルで接地感抜群のハンドリングが安心の走りを支えます!

FANTIC CABALLERO SCRAMBLER500のスタイリング

※撮影車両は、専用カラー(グレー)、専用パーツ(ブラウンのシートなど)を加えたスクランブラー500デラックス(130万円)

未来を見すえた挑戦的スクランブラー

FANTIC CABALLERO SCRAMBLER500(2023年モデル)

 

昨秋のEICMA(ミラノショー)で、689㏄の並列2気筒エンジンを搭載したキャバレロ700スクランブラーを発表して注目を集めていたファンティック。発売はまだまだ先、秋ごろの見通しとのことですが、ここでは現行の最上位機種500を取り上げます。その前に、ファンティックというメーカーについて知らない人も少なくないと思うので、どんなメーカーなのかについて少しばかり触れておきましょう。

 

1968年にイタリアで創業し、モトクロスやトライアルのレースで輝かしい結果を残したこともあるのですが、これまでに安定した事業運営ができていなかったこと、日本にしっかりした輸入元がなかったこともあって、国内では一部のマニアックな人たちのみが知るメーカーでした。最近になってそのいずれもが解消されたこともあり、国内でも目にすることが増えてきています。さらに、これからは、その動きから目が離せないメーカーになるかもしれません。というのも、街中で映えるおしゃれな電動アシスト自転車“イッシモ”や本格的なe-MTB、さらには電動キックボード“TX2”といったカーボンニュートラル時代に向けた完成度の高いモデルを多数ラインナップしているのです。そんな時流に合わせて活発な動きを見せるメーカーが、4年ほど前、ちょうどスクランブラーがカテゴリーとして定着し始めたころに、発売したのがキャバレロ・スクランブラーシリーズです。

 

その特徴は他社とは一線を画すアグレッシブさを前面に出しているところです。スクランブラー自体もともとはオフロードモデルが確立される以前の60年代に盛り上がっていた車両なので、現在スクランブラーモデルをラインナップするほとんどのメーカーは車両にクラシカルなテイストを盛り込んでいます。対してキャバレロ・スクランブラーは、フォークブラケットやステップホルダーがアルミ削り出しだったり、エキゾーストパイプのガードがカーボンだったりと、今どきのレーシーな軽量パーツが組み込まれています。さらにフロントフォークにはインナーチューブ径が41㎜と、太い倒立フォークが採用されていて、まさに“走り”を意識したアグレッシブな作り込みがなされているのです。車重にしても、450㏄で150㎏はかなり軽量で、こちらも攻めているといっても過言ではありません。加えてイタリアンブランドらしい配色が、これまた目をひきます。そう、このトータルでのアグレッシブな作り込みが、街中からオフロードまで、さまざまなシーンで走る楽しさを乗り手に享受してくれるのです。

 

そして今回、東京モーターサイクルショーのレディサポートスクエアには、その高い走行パフォーマンスを極力維持したまま、シートなどに手を加えることで、足つき性をよくした車両を展示します。ぜひとも自身でそのフィーリングをチェックしてみてください。乞うご期待!

FANTIC CABALLERO SCRAMBLER500のディテール

FANTIC CABALLERO SCRAMBLER500の足つき&乗車ポジション

FANTIC CABALLERO SCRAMBLER500(2023年モデル)乗車姿勢
FANTIC CABALLERO SCRAMBLER500(2023年モデル)足つき
身長:162㎝/体重:43㎏
両ツマ先がなんとか接地する程度ですが、車体がとても軽くハンドルも広めで、全体的に扱いやすい印象。なので足つきの悪さはさほど気になりません。ステップに足を乗せた時のきゅう屈さも感じず、ゆったりとした乗車ができます
FANTIC CABALLERO SCRAMBLER500(2023年モデル)乗車姿勢
FANTIC CABALLERO SCRAMBLER500(2023年モデル)足つき
身長:155㎝/体重:46㎏
シートがやや広く両足のツマ先が着きそうで着かないけれど、車両が軽いので問題なし。片足ずつであれば余裕ある足つきで、ステップが干渉することはなく、ギヤを入れる際などの足の入れ替えもスムーズに行なえます

FANTIC CABALLERO SCRAMBLER500のスペック

全長×全幅×全高
2,160×820×1,135(㎜)
軸間距離
1,425㎜
シート高
820㎜
車両重量
約150㎏
エンジン型式・排気量
水冷4ストロークOHC4バルブ単気筒・449㎤
最高出力
29.8kW(40.6㎰)/7,500rpm
最大トルク
43N・m(4.38㎏f・m)/6,000rpm
燃料タンク容量
12ℓ
燃費
-㎞/ℓ
タイヤサイズ
F=110/80-19・R=140/80-18
価格
116万円(税込)
カラーバリエーション

FANTIC CABALLERO SCRAMBLER 製品ページ

CONTACT

問い合わせ先
モーターリスト
電話番号
03-3731-2388
URL
https://caballero.jp/

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