レディスサポートブック2023 メーカーイチオシ!バイクセレクション

YAMAHA YZF-R7

YAMAHA YZF-R7(2023年モデル)

ビギナーからベテランまで幅広い層が“楽しめる”を追求

Fun Master of Super Sport”をコンセプトに、幅広い技量のライダーがサーキットにおいて“扱いきれて楽しめるスーパースポーツ”を目指したモデルです。もちろんヤマハのスーパースポーツとくくられるフルカウルスポーツ“YZF-R”シリーズのDNAも継承されています。

YAMAHA広報さんのオススメポイント

  • Rシリーズ特有のシャープでムダのないデザインが最高にカッコいいです! 2023年モデルでホワイトのボディカラーを追加し、明るめのカラーも選べます。
  • 大型バイクながらスリムで軽量なところです! 身長157㎝の私でもなんとか乗れました。全長・全幅・全高がYZF-R25とほぼ同じで、取りまわしも苦ではありません。
  • 非常に軽いクラッチレバーの操作荷重です。アシスト&スリッパークラッチによりMT-07よりも33%ほど軽くなっており、街中での走行も疲れ知らずです!

YAMAHA YZF-R7のスタイリング

街中~ワインディングまで楽しむ場所を選ばない

YAMAHA YZF-R7(2023年モデル)

 

フルカウルをまとって、いかにも速そうに見えるスポーティなスタイリングに対して、“カッコいい”という声がよく聞こえてくるYZF-R7。そのデザインコンセプトは“Skinny Proportion for Perfect Control”で、細さにこだわって作り込まれています。“細くすると何がいいの?”と思う人も多々いるはずなので、少しばかりそのメリットについて触れましょう。たとえばコーナーを走り抜ける時、細ければ細いほど車体を倒し込むことができ(バンク角を稼ぐことができ)、それだけスピードを高めることができます。また、細くなれば、それだけ正面から見た時の面積(前面投影面積)が小さくなります。前面投影面積が小さくなれば当然空気抵抗も減ります。このように細いことは、走行性能を高めるのに貢献しているのです。それ以外にも、足つきがよくなることが望めたりと、さまざまなプラス要素が生まれるのです。この細さを実現するために、この車両には、さまざまな工夫が凝らされていて、たとえばエンジンの熱にさらされるアンダーカウルは、一般的な樹脂ではなく溶ける心配のないアルミ製になっています。また、新作のLEDバイファンクションヘッドランプがM字ダクト内に配されているのも、そのためなのです。

 

スタイリングに関してはこれくらいにして、ここからは走行パフォーマンスに関するパートを見ていきましょう。まずバイクの心臓部となるエンジン。2014年から販売が続くスポーツネイキッドMT-07と同一仕様のクロスプレーン・コンセプトに基づく並列2気筒エンジンを採用しています。クロスプレーン・コンセプトとは、多気筒エンジンで不等間隔燃焼を用いることにより、慣性トルクが少なく、燃焼室のみで生み出される燃焼トルクだけを効率よく引き出すヤマハならではの設計思想です。さらにこのエンジンには、より軽やかなクラッチ操作と安定感のある減速が望めるアシスト&スリッパークラッチをMT-07系として初めて採用しています。同じくMT-07系としては初となる、クラッチレバーの操作なくシフトアップができるクイックシフターをアクセサリー設定しているところも注目すべきところといえるでしょう。

 

フレームもエンジン同様MT-07と基本は同じになります。ただし、乗り手の入力に対するリニアな反応や切り返し時の機敏さなどスーパースポーツらしい操縦性を追求して、センターブレースを追加するなどの手が加わわっています。サスペンションにしても、リヤショックに減衰特性やスプリングレートが専用設計のモノを装着するなど、MT-07とは異なる新しいディメンションに合わせたセットアップがなされているのです。

 

以上のようなベース車両を活かしたうえでの細やかかつ大胆な作り込みにより、車体価格を抑えつつビギナーからベテランまで幅広い層のライダーが、サーキットで扱い切れる楽しさを享受できる車両に仕上がっているといえるでしょう。もちろんそのパフォーマンスは、市街地からワインディングまでサーキット以外のさまざまなシチュエーションにおいても楽しめることでしょう。

YAMAHA YZF-R7のディテール

YAMAHA YZF-R7の足つき&乗車ポジション

YAMAHA YZF-R7(2023年モデル)乗車姿勢
YAMAHA YZF-R7(2023年モデル)足つき
身長:162㎝/体重:43㎏
前傾姿勢ですが、シート高835㎜とは思えないほど、足つきの悪さは感じません。車体が見た目以上にスリムでニーグリップしやすく、ハンドル位置も低すぎず高すぎずで、取りまわしも苦になりません
YAMAHA YZF-R7(2023年モデル)乗車姿勢
YAMAHA YZF-R7(2023年モデル)足つき
身長:152㎝/体重:45㎏
足は素直に下ろせても、両足ギリギリ接地なので、グラついた時に耐えられる自信がありません。スポーツタイプ特有のハンドルなため、低くく遠い印象。そのせいか、車両の重量を感じます。ベテランライダー向けなポジション

YAMAHA YZF-R7のスペック

全長×全幅×全高
2,070×705×1,160(㎜)
軸間距離
1,395㎜
シート高
835㎜
車両重量
188㎏
エンジン型式・排気量
水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒・688㎤
最高出力
54kW(73ps)/8,750rpm
最大トルク
67N・m(6.8㎏f・m)/6,500rpm
燃料タンク容量
13ℓ
燃費(WMTC)
24.6㎞/ℓ
タイヤサイズ
F=120/70-17・R=180/55-17
価格
105万4,900円(税込)
カラーバリエーション

YAMAHA YZF-R7 製品ページ

CONTACT

問い合わせ先
ヤマハ発動機カスタマーコミュニケーションセンター
電話番号
0120-090-819
URL
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/

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