レディスサポートブック2023 メーカーイチオシ!バイクセレクション

YAMAHA MT-25

YAMAHA MT-25(2023年モデル)

個性的なスタイルに加え熟成された性能にも注目

ネイキッドスポーツバイクとして2015年に登場以来、数度のモデルチェンジでパフォーマンスが高められただけでなくスタイリングも研ぎ澄まされ、それとともに際立つ個性を手に入れたMT-25。ここではその詳細に迫りましょう。

YAMAHA広報さんのオススメポイント

  • アップライトなハンドルと低めのシート高で、自然でリラックスした乗車姿勢をとりやすいところです。初心者ライダーの最初の一台にもオススメです!
  • 中低速域で扱いやすいエンジンと、倒立フロントサスペンションを採用しているところです。ストップ&ゴーの多い市街地でも快適で機敏な走りが可能です。
  • MTならではの精悍で先進的なデザインです。鋭い眼光のようなポジションランプや大きく躍動感のあるタンクからは、MTの機敏さ・力強さを感じます!

YAMAHA MT-25のスタイリング

クラスを超えたルックスが所有欲を満たしてくれる

YAMAHA MT-25(2023年モデル)

 

MT-25が市場投入されたのは今から7年前の2015年です。前年末に発売となり大ヒットしたフルカウルスポーツモデル“YZF-R25”のネイキッドバージョンという位置付けで、掲げられた開発コンセプトは“大都会のチーター”でした。なかなかインパクトのあるフレーズですが、市街地での軽快機敏な走行性、デイリーユースでの扱いやすさを、俊敏さを想起させるスタイリングに調和させる、そんな新しいネイキッドスポーツバイクのカタチを目指していた折、“それってチーターみたいじゃない!?”という発想があり、それを反映して練り上げられたコンセプトだったのです。

 

外観的な特徴は、タンク本体、ニーグリップ部、ラジエターシュラウドの3つのパートが一つの塊となって作り出すマスフォワードの俊敏なイメージでした。2020年にはマイナーモデルチェンジがあり、従来のバイクとは一線を画す、まるでロボットアニメに出てくるような強い個性を放つ現行のフロントフェイスが採用されました。その際にタンクもビッグマシンをイメージさせるグッと左右に張り出したタンクカバーが採用されています。その結果、実際に車両にまたがった状態でタンクを見下ろすと、視界に入る車体は250㏄クラスとは思えないサイズ感になっています。そしてタンクまわりのボリュームが増したことで、マスフォワードの俊敏なイメージがさらに強いものになりました。

 

スタイリングについてはこれくらいにして、ここからは機能パーツについて触れていきましょう。動力源となるエンジンは、2022モデルで平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合する小変更を受けていますが、基本的には初期モデルから変わっていなくて、すぐれた出力・トルク特性を引き出すためにすばやい燃焼促進を追求しているのが特徴です。エンジンが生み出したスピードを調整するブレーキは、フロントが片押し2ポットキャリパーでリヤは片押しの1ボットディスクブレーキという組み合わせ。前後にABSが標準装備となります。

 

フロントフォークは2020年のマイナーチェンジで、それまでの正立タイプから、剛性バランスにすぐれ旋回時や制動時に良好なフロント接地感が期待できる、インナーチューブ径37㎜の倒立タイプに変わっています。同じく、ハンドルバーも市街地での乗りやすさを求めて従来より44㎜高くなっているし、ヘッドランプやウインカーなどの灯火類もこのタイミングでLEDへと変わっています。メーターもアナログのタコ+液晶モニターだったモノが、フル液晶タイプへと変わりました。このようにモデルチェンジによって、細やかなブラッシュアップが行なわれ、どんどん熟成が進んでいるのもMT-25の特徴の一つといってもいいのかもしれません。

 

同じシャーシに320㏄のエンジンを搭載したMT-03もラインナップされているので、250㏄のエンジンだと物足りないんじゃ…?と思ったなら、03をチェックしてみてもいいかもしれません。ちなみに03は前後タイヤがラジアルになります。

YAMAHA MT-25のディテール

YAMAHA MT-25の足つき&乗車ポジション

YAMAHA MT-25(2023年モデル)乗車姿勢
YAMAHA MT-25(2023年モデル)足つき
身長:162㎝/体重:43㎏
両足を下ろすとカカトが少し浮く程度で、車体も軽くて乗車に不安は一切ありません。ハンドル位置も高く、ゆったりとした姿勢で乗っていられるので、長時間でも体への負担は感じません。どんな体格の人でも楽しく乗れるモデルです
YAMAHA MT-25(2023年モデル)乗車姿勢
YAMAHA MT-25(2023年モデル)足つき
身長:155㎝/体重:46㎏
両足の母指球まで接地し、タンクやシートが細いため足を真下に下ろすことが可能。足つきは良好ですが、スタンドが長いので車両の傾き具合が大きい。またがった状態からの引き起こしは体格によってはコツがいりそうです

YAMAHA MT-25のスペック

全長×全幅×全高
2,090×755×1,070(㎜)
軸間距離
1,380㎜
シート高
780㎜
車両重量
167㎏
エンジン型式・排気量
水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒・249㎤
最高出力
26kW(35㎰)/12,000rpm
最大トルク
23N・m(2.3㎏f・m)/10,000rpm
燃料タンク容量
14ℓ
燃費(WMTC)
25.8㎞/ℓ
タイヤサイズ
F=110/70-17・R=140/70-17
価格
63万2,500円(税込)
カラーバリエーション

YAMAHA MT-25 製品ページ

CONTACT

問い合わせ先
ヤマハ発動機カスタマーコミュニケーションセンター
電話番号
0120-090-819
URL
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/

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