
毎年1月に開催されている四輪チューニング/カスタムの展示イベントである“オートサロン”。二輪とは無関係なイベントにも思えるが、昨今は車両メーカーも積極的に出展中なのだ。
バイク乗りも楽しい四輪業界の祭典
四輪チューニングのイベントとしては世界でも有数の規模となるオートサロン。3日間の会期中に33万人を集める巨大イベントでもあり、昨今では車両メーカーもその集客と注目度に期待してか積極的に出展している。今回は何と高級スポーツカーメーカーのマクラーレンやアストンマーティン、シボレーもブースを構えたほどだ。このあたりは近年、パーツ展示の見本車両にランボルギーニやフェラーリといった高級車が多数登場するようになってきたことも影響するのだろうか?
ではバイクはというと、こちらもホンダとスズキがブース出展しており、そのブース内ではバイクが存在感を放っていた。もちろんというべきかバイクの絶対数はごく少数なので、華やかなチューニング/カスタムカーの陰に隠れてしまうのは仕方がないところだけど、車両メーカー以外のブースでもバイクの姿を見かけることはそれなりにあった。また、バイクに転用できそうなグッズやアイテム、パーツなども見られ、バイク乗りだから、四輪乗りだからといった区分なく楽しめるイベントになっているのだ。
“若者のクルマ離れ”といわれて久しいものの、四輪のアフターマーケットは今なお活気あふれていて、その最たる例の一つがオートサロン。この熱気を感じてみるのもバイク乗りには刺激になるのでは?
一般公開前の10日(金)14時前からつねに流れが途切れることなく会場に向かう人、人、人。14時になると会場内も一挙に人があふれ、とくに通路などは普通に歩くのが困難になるほど
近年は希少な歴史的名車を扱うBHオークションが併催され、そちらも注目されているオートサロン。今回はランチア・ストラトスが7100万円で落札! ちなみに相場より少し安い価格だそう
ホンダの四輪ブースの一角にレーシングマシンを展示するスペースが設けられ、そちらにはM・マルケス選手のMotoGPチャンピオンマシンRC213Vやモトクロッサーなどを展示。その周辺にはCB1100とレブル250の姿も
スズキは新型KATANAと、そのKATANAをモチーフとしたスイフトのKATANAエディションを展示。ハスラーとVストロームといった組み合わせも期待したが、同社のバイクはKATANAのみ
アップガレージのブースには中古のバイク用品販売コーナーとCB750Fが展示。このCB-Fは同社が扱う中古パーツで再生したモノで、約40万円分のパーツが足まわりを中心におごられていた
近年はラリーカーやD1カーなどによるデモ走行も実施。今回はトヨタがWRC参戦報告を同会場で行なったのに合わせてかヤリスWRCが登場! 迫力の走りで会場をわかせた
中央はアディダスのヘルメットバッグ!? モータースポーツ人気が高いヨーロッパ向けにアディダスUKが展開する正規品で、レーシングブーツやグローブ、キャリーバッグなども見られた
キャンピングカーなども多数展示されているが、そのなかにはバイク用トランポとしての改装をアピールする業者も。多数のオプションも用意されて車中泊対応も可能だとか
オートサロンといえば華やかなコンパニオンたちも毎回注目だ。各ブースを楽しめるよう彼女たちもサービス精神旺盛に応対してくれる、はず!?
- 開催日
- 2020年1月10日(金)〜12日(日)
- 開催場所
- 千葉県・幕張メッセ
- イベント主催者
- 東京オートサロン事務局
- WEBサイト
- https://www.tokyoautosalon.jp/2020/