イベントレポート

2019 NANKAIライダーズMEET in 鈴鹿サーキットGPスクエア開催レポート

楽しみは、雨なんかに負けない!

50周年のお祝いに鈴鹿で開催となった

年に一度のビッグイベント“NANKAIライダーズミート”が今年も開催された。南海スピードショップチェーンの50周年を記念して、開催場所は国内レースシーンのメッカ“鈴鹿サーキット”で、しかもコースではアジアロードレース選手権が開催されていた。日本のバイク熱をアジアの人々が感じ、イベント参加者もレースの熱気を感じる相互の盛り上がりが凝縮された一日になった。

 

当日は朝こそくもり空だったが、途中から雨が降ってきてしまう。そんな悪条件のなかでも、大勢のライダーが集まり、イベントは盛り上がった。

 

イベントの内容は盛りだくさんで、なかでも一番の人気はステージコンテンツだった。南海サポートライダーが大集結したり、女性ライダーが集まったりとさまざまな話が聞けた。また、何といっても“レジェンドレーサー”と呼ばれる平 忠彦さんの登場で盛り上がりはピークに。レースファンならずとも、平さんにあこがれたライダーは多い。強い雨にも関わらず、ステージ前には多くの人が集まり、最近の趣味やレースなど多岐に渡る話に耳を傾けた。「これだけで大満足」という人もいたほどだった。

 

そして観るだけで楽しめるのがトライアルのデモンストレーション。低速だからこそバランスが大切になる。まさに妙技といえるコントロール術と、信じられない傾斜を登る光景は、観ている人を魅了してしまう。この凄さには知識も説明も不要だ。

 

加えて70を超えるブースが気分を盛り上げてくれた。驚きの価格でアウトレット販売するブースや製品の展示をするブースといろいろ。各ブースには製品に詳しいスタッフがいるので、アイテムの知識を高めることができた。雨を吹き飛ばす盛り上がりぶりに、早くも来年の開催が楽しみだ。

写真・文:舘岡重光

 

全日本トライアル選手権レディースクラスの小玉絵里加選手、スーパーA級の藤原慎也選手が妙技で魅せる。しかもマイクを付けて、軽快なトークをしながらだ。観客は感心しつつ大いに興奮していた

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