イベントレポート

“第7回 BIKE LOVE FORUM in やまなし”開催レポート

 

数多くあるテーマの中には聞いている側も勉強になる内容も

2013年の鈴鹿を皮切りに、国内4メーカーゆかりの地などで開催されてきたバイクラブフォーラムが、今年は山梨県にて開催された。経済産業省の河野さん、山梨県知事の長崎さんによる開会挨拶に続き、二輪車産業政策ロードマップ進捗状況が発表された。来年2020年の目標イメージとして、「世界のバイクの2台に1台をジャパンブランドに」「国内市場販売100万台」「利用者のマナー向上」がスタート当初から掲げられてきたわけだが、きびしい現状というのが正直なところだ。

 

続くパネルディスカッション「やまなしを楽しくセーフティライディング」では、現状、山梨県でどのような活動が行なわれているかの報告や、これからどうしていくべきかが議論されたが、そのなかで伊豆スカイラインでの大きな事故が、ある程度の経験を持つ年配のライダーによるものだという伊豆スカ事故ゼロに関与しているKAZU中西さんのコメントが興味深かった。

 

その後、ライダーとして雑誌などでも活躍するフィギュアなどの原型師・美環さんが、率直な意見を現役デザイナーであるホンダの澤田さんとカワサキの福本さんにぶつけ、2人が回答するデザインのトーク対談、フリーランス編集ライター松崎さんと二輪ジャーナリスト川崎さん、女性ビギナーライダー2人の4人による「女性ライダーの活躍に期待」をテーマとしたパネルディスカッションが行なわれ、4時間におよぶフォーラムのコンテンツは終了となった。今回は魅力的なコンテンツに対して、討論する時間が短すぎたという印象が強い。来年もすでに大阪での開催が決まっているので、そのあたりを見ている側が“いいフォーラムだった”と感じられるような内容になることを大いに期待したい。

 

“女性ライダーの活躍に期待”のパネルディスカッションに登壇した左から渋谷さん、山根さん、川崎さん、松崎さんの4人。若きビギナーライダーの渋谷さんと山根さんが物怖じすることなくしっかりと意見を述べていたのが印象的だった

この記事が気に入ったら
いいね!とフォローしよう

レディスバイクの最新の情報をお届けします