イベントレポート

警視庁女性白バイ隊“クイーンスターズ”によるライディングスクール開催レポート

 

3時間みっちり走行でしっかりスキルアップ!

 

女性だけで構成された警視庁女性白バイ隊があることをご存知だろうか。彼女たちは交通ルールやマナーの大切さを伝える交通安全教育をはじめとした広報啓発活動を行なっており、今年の東京モーターサイクルショーでは華麗なデモ走行などで見る者を魅了していた。そんな警視庁女性白バイ隊“クイーンスターズ”によるライディングスクールが9月30日(月)に自動車学校で行なわれた。

 

この日は“交通事故死ゼロを目指す日”と政府によって決められた日でもあったのだ。これは2008年より始まった取り組みで、現在までに25回以上、春と秋の年2回、交通安全運動期間中の(0)のつく日に設定されている。バイクでいえば年々事故死亡者は減少しているのだが、ゼロになることはないのが実態。

 

バイクの死亡事故で多いのは単独もしくは右直事故となっており、とくに単独事故の場合スピード超過や、ハンドル操作ミスなどが原因となる。プロテクターの着用率の低さも死亡事故発生の要因の1つでもあり、致死ダメージは頭部51%、胸部39%という状況だ。ライディングスクールでは安全運転技術を磨くのはもちろん、自身の技量を把握することが無謀な運転の抑止につながることも学び、理解を深めることでより楽しいバイクライフを送ってほしいとうながしていた。

 

この日のスクールは17人の参加者のうち6人がバイクレディで、12時からスタートし、約3時間コース走行をみっちりこなして講習は終了となった。その後集合写真撮影を行ない参加者にはオリジナルグッズなどのおみやげが用意されていた。

 

このスクールはメーカーなどが開催しているものとは異なり、料金は保険代200円、そして自分のバイクや装備があれば参加でき、現役の白バイ隊員に指導してもらえるのでスキルアップはほぼ確実といっても過言ではない。それに女性目線で教えてくれる点も安心、なにより女性隊員がカッコいいのだ。参加車種もネイキッドからメガスポーツなどさまざまで、今回は125cc~1300ccまでの排気量のバイクがそろっていた。

 

白バイ隊員に指導を受けられる機会はこういったライディングスクール以外ではめったにないので、初心者だけでなく女性はもちろん若い人やリターンライダーなどすべてのライダーに積極的に活用してもらいたいと思った。

 

 

スラロームはブレーキングが超重要!

コース走行では白バイ隊員が先導で通常のスラローム走行を実施。その先に用意されていたのは横に並んだ2つのパイロン。そのパイロンの間から進入し斜め前に同じように設置されているパイロンの間を抜ける練習。一見簡単そうだが、思っていた以上にパイロン同士の距離が短く、超低速走行をしっかりとこなせないと通過できないのだ。その際に必要となるのがリヤのブレーキングによるバランスどり。苦戦している参加者もいたけれど、数をこなしてスキルアップ

 

 さらにレベルが上がりコース上にパイロンが置かれた箇所は通常のスラローム走行、S字やクランクに進入し複合コースでの練習走行。先導を行なう隊員のほかにもコース上には数人の隊員が各所に待機しており、走行中にもスピーカーを用いてスラローム走行のアクセルを開けるタイミングや、バイクの進入角度などを教えていた

 

 

 

隊員さんからのコメント

柴田隊員「女性に指導する際、教え方の基本は同じですが男性とは体格や力に差があるため、取りまわしやバランスのとり方などの細やかなアドバイスを大切にしています。QSライディングスクールの他にもライダーのレベルに沿った二輪車交通安全教室も開催しています。多くの人に参加してもらい安全で楽しいバイクライフをすごしていただけたらと思います。」

 

参加者レディVOICE

「警視庁が開催している二輪教室も土日開催が多いので、土日仕事の私は平日開催されるQSライディングスクールがありがたいなと思いました。同じ女性なのに白バイ隊員があんな大きなバイクを手足のように扱っているのは本当にカッコよくてあんな風に走れたら…とあこがれます。今回実践したフロントブレーキだけを使った急制動とかは公道ではできないし、そもそも怖くてできなかったけれど場面によってきちんとした使い方をすればとても有効なものなんだと分かりました。今日1日でスラロームがリズムよく走れるようになってうれしいです!」

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