落合恭子の免許取得物語

落合恭子の免許取得物語 Web版 教習7日目

予習してきたから楽勝よ

ちょっと引くほど晴れてます。前日の寒さがウソのように暑い。

kyoko_get_license_day07_01

日差しから逃げるようにIT-VIPコースの待合室に飛び込み、とりあえずメロンソーダとみんな大好きPino。アイスも食べ放題とかホスピタリティ天井知らず! 生き返ります。

今日は2段階になって初めての実車。1日に3時間乗るのも初めてです。わたしの親指耐えられるかしら~、なんて待合室をうろうろしていたら、最新号のMOREを発見(雑誌MOREもヨロシクです♡)! 誌面の自分チェックもしっかりして落ち込みつつ、Lady’sBikeも探します。

ちょっと! ないんだけど~!!!!???
本屋さんでは両方置いてあったのに! 今度持ち込まなければ。

14:10になりこの日最初の授業が始まります。さて、前回コースを覚えるという宿題が出ていましたね。この時間は2つあるコースの“イ”のコースを確認していくようです。外に出た瞬間、暑い…。まずはインストラクターに追走しウォーミングアップの後、“イ”のコースを走行。1週回ったところでバトンタッチ! 先頭になりイのコースを”自力”で走ります。ばっちり予習していたので余裕でしたよ。オホホ。行き帰りの電車、休憩中のメイクルーム、寝る前のベッドで…、四六時中ずっとコースを眺めてきたかいがありました。コースは完璧だったものの、合図と後方確認はすっかり忘れていました~。まったく詰めが甘い。でも、この時間お世話になった野村努教官はコースを憶えて来たことをまずほめてくださいました。やった~。また、野村教官は教習所内にある標識もひとつひとつ止まって確認してくれました。優先道路の標識なんてすっかり忘れてた。

そんなこんなで1時間目終了。

てか超あついの。暑い熱い熱い暑いあちー。全身黒い服で固めすぎました。熱吸収率がとんでもないことになってます。

kyoko_get_license_day07_02

直線での加速が気持ちいいのなんのって。

袴でバイク乗ってみたい!?

休憩時間に2つ目のPinoをいただき、続いて2時間目START。教官は神部昭弘インストラクター。先ほどのように教官の後ろを走りウォーミングアップ。それからもう1つの“ロ”コースを走りました。ロのコースもきちんと憶えていたので無事クリア。コーナーでの速度は直線の半分以下を目安とすること。坂道や発着点などポールに合わせて止まるとき、きちんと前輪を合わせられてないので注意すること。という2点のアドバイスをいただきました。ポールにばっちり合わせられてると思っていたのに、だいぶ後ろで止まってたらしい。マジかよ! 神部教官はとても真面目な方で、一度も笑わせることができなかったことが悔やまれる(笑)。

や、必要ないんですけどね。

コースもきちんと憶えられて気持ちが緩んでたので、ピリッと緊張感を持って受けられたのはとてもよかった。アドバイスもとってもわかりやすかったです。

次の時間まで1時間空くのでこの日も『ちはやふる』読んで休憩。あの漫画読むと集中力上がる気がする~。そして袴着たくなりますよね。

袴でバイクって乗れるのかな?
危ないか。

クルマとバイクどっちがすばやく回避が可能?

17:10になり今日3回目の乗車。教官は本日2回目の野村努インストラクターです。

kyoko_get_license_day07_03

この時間は体験走行をしました。まずは回避。飛び出しなどによる急なハンドル操作を想定していて、30km/hで走行し、教官がかかげる旗の色に合わせて左右に避けます。旗を見てから反応するまで平均で1.7秒かかるらしい。1本目は練習で旗があがったら好きな方へ避けていいとのことなので、対向車が危ないし本番で右に切らせることもないだろうとヤマを張り右へ回避。そして本番。赤旗があがったら左、白旗だったら右に避けるよう指示がありました。ちなみに上げる腕は左右関係ないので色だけで判断しなければなりません。恥ずかしいことに、わたし左右ちょっと自信ないんです。東西南北はすぐわかるんだけどね!! そのため赤旗がピッと上がったけど一瞬左どっち?!と迷うわたし。旗があがってから反応するまでの時間を教官が計測した結果、1.9秒でした。

平均以下…。

30km/hだと1.7秒で14m進むんですんって。1.9秒だと16m。怖いですよね。クルマとバイク、避けるスピードが速いのってどっちだと思います? 小回りが利くバイクの方がすばやく回避できそうじゃないですか? 実際はクルマの方がすばやい回避に向いているんですって。バイクは避けたい方向の逆に一度ハンドルを切って反動をつけないとならないため、時間のロスが生まれるらしい。そのことも認識した上で安全な運転を心がけなければいけませんよね。すべりやすい路面ということでマンホールも体験。マンホールや排水溝の上のような滑りやすい場所はハンドルを切らず、とにかく真っすぐ通過することが鉄則。車体を真っすぐにして通過…、ってそもそもマンホールの上に乗れなかった(笑)。

続いて凹凸道を体験。凹凸の上を通過するときは座ったままだと頭に衝撃が伝わってしまうので、ペダルの上に立ち、ひざ・腕で衝撃を吸収しなくてはなりません。やってみるとスタントマンになったみたいで楽しいの♡ もっと…、もっと大きい凸凹をください!!

意外と速度感覚は鋭いんです!

そして模擬転倒体験。その響きにビビる。確かにもっとっていったけど,そこまでガチなスタントはムリっす。

走行中の転倒のシミュレーションですが、実際は動かないスクーターでやると判明しほっと胸をなで下ろしました。普通に考えたらそうですよね。スクーターに乗り、両足を乗せた瞬間に左へ横跳びポーンッ!

た…、楽しい。

バイクだと横跳びはできないので、フットブレーキを思いっきり踏んでロックさせて後輪をすべらせ自分はスライディングのイメージで左側に逃げる。左側に逃げるのは対向車側に行かないようにするという意味で、国が変われば避ける方向も変わります。これちょっと想像してみたんですけど、とっても難しそう。もしものためにも何度かイメトレする必要がありそうです。

まだまだ体験走行は続きますよ~

次は制動比較体験。
いつもの急制動のコースを30km/hで走り、先生が置いたコーンを目標にきっちり止まれるかという体験です。急制動ではブレーキをかけ始めるタイミングもコーンで決められていますが、この体験ではブレーキの強さもタイミングも停止目標に合わせ自分で考えなければなりません。ブレーキはフロントもリヤも最初にかけた強さをキープ。ピッタリ止まれるのか自分の認識とのズレを知りましょうってねらいらしい。わたしは急制動のときより弱めのブレーキを早めにかけてチャレンジ。しかしコーンでは止まれず大分オーバーしてしまいました。難しかったです。

次の体験走行の場所へ向かう途中、おもむろに止まる野村教官。
「今何km/h出てたと思う?」
メーターまったく見てなかったし突然の質問にあせるも冷静に考えて、「25km/h?」
と答えをひねり出します。これが見事正解!!!

見よ! この体内メーターの高性能っぷり☆

野村教官にも驚かれつつ上機嫌で次の舞台へ。坂道を利用して追突体験にチャレンジ。この日のクライマックスです。坂のてっぺんから教官の斜め後ろを走り、突然止まる教官のバイクに並んでしまうことのないよう止まります。教官に並んでしまうということは、後ろを走ってたら追突してるということですからね。

kyoko_get_license_day07_04

これは正しい車間を守れていたようで、なんとか並ぶことなく止まれることができました。でもいつもよりだいぶ用心して車間もたっぷり空けて走った気がするので、日ごろの運転をもう一度見直す必要があるのかもしれません。

それにしても野村教官の笑顔はなんてやさしいのでしょう。安心感のある笑顔、素敵です。本当にここの教官のみなさんはいい先生ばかりなので楽しく通えて幸せ~。次回はシミュレーターで、その後体験走行シミュレーターと続き見極めを迎えるらしい。

えっっ!?
コース走行は!?

また不安のどん底に突き落とされてしまいました…。コース走行今日の2時間だけだったなんて…。

話は変わりますが、会う教官みなさんに「乗りたいバイクは?」と聞かれます。また「大型取るなら忘れないうちに流れで取っちゃった方がいいよ」とも。そろそろ具体的なバイクライフを考えてもいいのかも。てな感じで、毎回終わり方が見えず最後ぐちゃっとしてしまいますが、今回のレポートはこれでおしまい!

kyoko_get_license_day07_05

それにしても暑かったぞ!

野村インストラクターによる評価

kyoko_get_license_day07_06

1限目は、実際の道路を想定し法規走行の練習をおもに行ないました。進路変更の合図や安全確認など、やるべきことがたくさんありましたが、落合さんはすぐに覚えていきました。安全確認はミラーだけでは不十分ですので、フラつかないように自分の目で目視をすることが大切です。
3限目は、実際の道路でも起こり得ることを疑似体験しました。障害物に対する急な回避やマンホールや凹凸のある不整地などを走行していただきました。落合さんは、臆することなく落ち着いて判断し走行していました。持ち前の低速時のバランスのよさがとくに役に立ったのではと思います。

神部インストラクターによる評価

kyoko_get_license_day07_07

1限目に引き続き法規走行と各課題の練習を行ないました。あらかじめ覚えていただいた練習コースを先頭で走っていただきました。右左折や交差点の判断も非常にスムーズでした。右左折する前には、バイクの車幅を意識してしっかりと左右に寄せることができるとより安全になります。

この記事が気に入ったら
いいね!とフォローしよう

レディスバイクの最新の情報をお届けします