EM1 e:に乗り換えたら気持ちに余裕ができた

自宅で充電、スムーズなお出かけ
便利で快適な電動スクーター

電動スクーターとしてはホンダ初の一般向けモデルとして登場したEM1 e:。原付一種相当なので、ちょっとした買い物や通勤・通学といった毎日の生活に溶け込み、ゆとりと快適性を与えてくれる

 

Honda EM1 e:

SPECIFICATIONS

全長×全幅×全高

1,795×680×1,080(mm)

軸間距離

1,300mm

シート高

740mm

車両重量

92kg

原動機種類

交流同期電動機

定格出力

0.58kW

最高出力

1.7kW(2.3ps)/540rpm

最大トルク

90N・m(9.2kgf・m)/25rpm

バッテリー種類

リチウムイオン電池

バッテリー電圧/容量

50.26V/26.1Ah

一充電走行距離(30km/h定地走行テスト値)

53km

タイヤサイズ（フロント・リヤ）

F=90/90-12・R=100/90-10

価格

29万9,200円
(車両本体および Honda Mobile Power Pack e: 1個と、Honda Power Pack Charger e: 1個を含めた参考価格）

COLOR VARIATION

デジタルシルバーメタリック
パールサンビームホワイト

 

日常生活にゆとりをくれる静かで快適な電動スクーター

カタログ数値を見ると、一回充電すれば、50km強走ることができる。横浜と東京都心の往復はきついけど、近くのコンビニやスーパーへの買い物、片道10～20km程度の通勤や通学なら、ちょっと寄り道して帰っても大丈夫。日常の足としてちょうどいい使い勝手は確保されている。
このEM1 e:は原付一種登録の電動スクーター。ホンダ国内初の一般向け販売モデルだ。26・1Ahのリチウムイオンバッテリーを搭載、 満充電での航続距離は53kmと、日常生活のちょっとした足には必要十分なスペック。そして何より便利なのは、バッテリーだけ取り外して家庭用コンセントで充電できること。毎日チャージして毎日使う…、スマホと同じような感覚かな。

電動バイクというと、車重が重いというイメージがあったのだけど、このEM1 e:はバッテリー込みで92kgと、一般的な原付一種と同程度の重さ。特別に重いと感じるような車重ではない。リヤホイールのハブの中にモーターが入ってるタイプなんだけど、押し歩きする際にモーターの抵抗が気になることはなく、ガソリンエンジン車にくらべて軽やかな印象すらあって取りまわしもスムーズ。バッテリーは片手でも十分持ち運び持ち運び可能だから、室内に持ち帰ってチャージするのも苦に ならない。

これまでに乗ったことのある電動バイクというと、アクセルを開けた途端に強力なトルクが湧き出て、意図せず急加速してしまうという印象があった。モーターの性質上、回り始めたら即最大トルク…、みたいな特性だから、仕方ないといえばそれまでなんだけれど、それでもそのトルクの出方をどのようにして〝ほどよい使い勝手にするか〞というのが、作る側のセッティング力の見せどころなのだ。

また、ガソリンエンジン車だと、アクセルオフにするとエンジンブレーキが作用する。EM1 は先に挙げたように押し歩き時は抵抗を感じなかったけれど、走行時アクセルオフにすると不思議なことに適度な減速効果があって、ガソリンエンジン車とさほど違和感がなかった。

 

 

静かで滑らかな乗り心地

軽くてコンパクトだから

細い路地もラクラク

 

こういった電動バイクとガソリンエンジンバイクを比べた時に感じる操縦フィーリングについて、このEM1 e:はさすがホンダが作ったスクーター！　何の違和感もなく、アクセルの強弱だけで〝ギューン〞と加速し、減速して走り回ることができる。一旦停止してからの発進といった場面などで、アクセルとトルクのわき出方に妙なラグがあるとか、急激すぎるとか…、電動バイクあるあるなんだけど、そういう特性だと気をつかう。でもEM1 e:はとてもスムーズ。

それにクルマの流れに乗ることだって苦ではないだけの力もある。上り坂に差しかかった途端にパワー不足を感じるなんてこともなかった。こういった〝ソツ〞のないまとめ方は、さすがホンダだと思わせるものがある。その結果、ガソリンエンジンの スクーターから乗り替えたとしても、 違和感なく手足のように扱えるはず。やっぱりバイクに乗るワケだから、このバイクらしさで差をつけてこそバイクメーカーでしょう。

安定感もいいし、乗り心地もよくて街中を走るのはゴキゲン！　段差を乗り越えた時にダカダンッと衝撃と音が足元から響いてくることはなかった。そして、モーターで走るからとにかく音が静かだし、排ガスも出ないから、ニオイも気にならない。住宅が密集した地域でも、深夜でも早朝でもご近所に音やニオイで迷惑をかけることはない。というより、静かすぎるので、細い路地などで歩行者に背後から接近する時などは注意が必要かな。でもこの静かさとなめらかな乗り心地は快適そのもの。

走り以外の使い勝手はというと、シート下にバッテリーが格納されているから、収納スペースは少なめ。 だけど、フラットで広々としたステップボード、バッグや買い物袋などをかけられる荷かけフック、500mLのペットボトルもスッポリ入るフロントポケットなど、使いやすい工夫はあれこれ装備。USBソケット付きだから走りながらスマートフォンの充電もできちゃう。

近距離専門のコミューターとして考えているなら、家電感覚で便利に使える…いや、動く家電といってもおかしくないこのEM1 はアリだと思う。今なら国や地方自治体の補助金も出るから、ぜひ検討してほしい。ガソリンエンジンのようなメンテナンスやガソリンスタンドに寄るわずらわしさもなく気ラクに使えるから、その静寂性と合わせて日々の生活にもちょっと余裕が生まれるかもね。

 

 

 

 

 

電動スクーター店頭試乗キャンペーンを実施中！

 

2024年1月31日(水)までにホンダの電動スクーターが試乗できる店舗に行き、店頭で対象機種を試乗もしくはレンタル(有料)してアンケートに答えると、抽選で100名にgiftee Box 3,000円分がプレゼントされる。また、対象機種(新車)を成約すると、 もれなくオリジナル保冷トートバッグがもらえるとの ことなので、EM1 e:にちょっとでも興味があるなら試乗しに行こう。

キャンペーン詳細はこちら

 

 

身長153cmのライダー成り立て女子が思ったこと…

 

コンパクトな車体だけど、足元のスペースにゆとりがあった。足つきがよくて、私のような小柄な人でも気軽に乗れる。発進停止時の音がなく、さらにほぼ無音で加速するので、乗っていて不快感がない。周囲への騒音も心配する必要がないため、深夜の住宅街でも安心して乗ることができる。発進時にグワッと加速する感じがなかったので、その点も安心 感につながる。走行時の振 動が少ないから、長い時間 乗っていても体への負担も 少ない印象だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

POSITION&FOOTHOLD

一般的な原付一種のスクーターと同程度のサイズ。足つき性もよく、ハンドル位置も自然で、小柄な 女性でも気負うことなく扱える大きさと重さだ。かといって身長167cm でもきゅう屈感なく、ゆとりあるポジションだ