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[EICMA2022] ヤマハはEICMA2022に新型フレーム採用のNIKEN GTやTRACER9 GT+、Ténéré 700、XMAX 125などを出展

ヤマハ ナイケンGTとトレーサー9GT+

 

2022年11月10日から13日にかけて、イタリアのミラノで開催されるモーターサイクル関連の国際見本市、ミラノショー(EICMA)。11月8日から各出展者のプレスカンファレンスが順次行なわれており、ヤマハは展示するラインナップを発表した。主な展示モデルはNIKEN GT、TRACER9 GT+だ。

NIKEN GT

ヤマハ ナイケンGT

ナイケンGT(NIKEN GT)はLMWテクノロジー(LMW=Leaning Multi Wheel。モーターサイクルのようにリーン(傾斜)して旋回する3輪以上の車両の総称、商標登録第5646157号)が生み出す安定感に支えられたコーナリング性能と、長距離ツーリングでの快適なクルージング性能を追求したモデルだ。

 

2023年モデルは“Evolution for high-end touring”をコンセプトに開発。長距離ツアラーとしての快適性と積載性をさらに向上させるべく改良された。また、LMWならではの軽やかなハンドリングに加え、所有欲を満たすための上質さなど、LMWカテゴリーのフラッグシップにふさわしい仕上がりを追求した。

 

2023年モデルでの主な変更点は以下のとおりだ。

  1. 845㎤から888㎤へ排気量アップし、クランクマス増加によりドライバビリティを向上した新型CP3エンジン(クロスプレーン・コンセプトの3気筒)
  2. 応答性を高めた新設計ハイブリッドフレーム
  3. セッティングを見直すことで路面追従性を向上させたリヤサスペンション
  4. シフトダウンにも対応するクイックシフターなどの各種電子制御
  5. スマートフォンとの接続で拡張性を高めた7インチ高輝度TFTメーター(ナビ機能対応※専用アプリ2種が必要)
  6. 新たな機能を調和したスタイリング
  7. 可動式スクリーンや純正アクセサリーのサイドケースの取り付けに配慮したステー、足つき性を高めた新作シート

国内販売は2023年秋以降を予定している。

TRACER9 GT+

ヤマハ トレーサー9GT+

TRACER9 GTをベースに“The Multirole fighter of the motorcycle with advanced technologies”をコンセプトに開発されたのがTRACER9 GT+だ。ミリ波レーダーを搭載するほか、アダプティブクルーズコントロールなどの新機能が追加。ツーリングの目的地で楽しめるように、高速道路など道中でのライダー負担を軽減することを目指した性能を追求している。最新デバイスを充実させたことで、同社ツーリングカテゴリーのフラッグシップになると位置付けられている。

 

主な追加機能は以下のとおりとなる。

  1. ミリ波レーダーとIMUが感知した情報をもとに、前走車との車間に対し、ライダーのブレーキ入力が不足している場合、前後配分を調整しながら自動でブレーキ力をアシストする新型ユニファイドブレーキシステム(UBS)を装備。ミリ波レーダーとUBSの連携した機能はモーターサイクルでは世界初(※2022年11月8日現在ヤマハ発動機調べ)。さらに電子制御サスペンションも連動させ、ライダーに負担の少ないフィーリングを追求している。
  2. 高速道路などで先行車両に追いつくと一定の車間をたもって追従走行が可能となる、ヤマハのモーターサイクルとしては初採用となるアダプティブクルーズコントロール
  3. 加速時、減速時に関わらずシフトアップ&ダウンに対応する第三世代新型クイックシフター
  4. イルミネーションライト装備の新ハンドルスイッチ
  5. スマートフォンとの接続によりナビゲーション機能も使用可能な7インチ高輝度TFTメーター

国内発売は2023年夏以降を予定している。

Ténéré 700

ヤマハ テネレ700

 

スモールアップデートをほどこした新型テネレ700(Ténéré 700)も出展される。ワールドレイド仕様の5インチTFTメーターを継承したメーターには「エクスプローラー」または「ストリート」グラフィックの2つのオプションを持たせ、スマートフォンに接続して通話、メッセージ、電子メールを管理することができるようになっている。また、ヤマハの無料アプリ「MyRide」を使えば、ライダーはいくつかのパラメーターをモニターしたり、ルートをトレースしたりすることもできるようになる。

 

ヤマハ テネレ700

 

全モデルには新型ABSが搭載され、ABSの完全停止や後輪のみの作動も可能。そのほか、オプションの電子ギアボックスを取り付けるための配線があらかじめほどこされ、アクセサリーとして購入することも可能となるほか、フロントブレーキレバーのデザインを変更してケガのリスクを軽減させたり、新たにUSBソケットとLEDターンランプを搭載するなどの改良が加わっている。

XMAX 125

ヤマハ XMAX 125

XMAX 300の後継モデルとして開発されたXMAX125の2023年モデルは、XMAX 300と同様に上部構造を一新し、スタンダードモデルのXMAX 125とXMAX 125 Tech MAXの2つのバージョンを用意。流麗なシルエットと「X」の形をした新しいLEDヘッドライトが特徴な両車は、一見したところ非常によく似ているが、XMAX 125 Tech MAXには、より洗練されたディテールや異なる計器類を採用するといった差異が存在している。標準仕様では4.3インチLCDマルチファンクションディスプレイを搭載するが、Tech MAXでは3.2インチLCDスピードメーターと4.2インチカラーTFTディスプレイ(Garminを内蔵可能)の2画面を備えているのが違いだ。さらにXMAX 125はすべて、ヤマハの無料アプリ「MyRide」でスマートフォンと接続することが可能となっている。

 

ヤマハ XMAX 125

 

そのほか、フルフェイスヘルメット2個を収納できる実用的な収納スペースを備え、大きな積載能力を持つ新型サドルも特徴となる。

 

そのほかにも各種モデルを幅広く展示する予定となっている。新情報は一般公開日以降にも、入り次第ご紹介する予定だ。

EICMA公式サイト

CONTACT

問い合わせ先
ヤマハ発動機カスタマーコミュニケーションセンター
電話番号
0120-090-819
URL
https://www.yamaha-motor.co.jp/mc/

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