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「雨の日は乗れない。でも、心に降る雨にも意味がある」〜バイクとメンタルヘルスのおだやかな関係~

 

みなさん、バイクライフ楽しんでますかー⁈

こんにちは♡

公認心理師ナースさおりんこと奥 沙織です♫

公認心理師とは…

心の問題を抱えた人を、心理学の知識と技術を使ってケアする国家資格を持った人

 

奥 沙織プロフィール
現役精神科ナースとして働きつつ、バイク番組likeawindに出演したり、2りんかんKeePerガール(技研1級認定)やショーのコンパニオンとしても活躍中。愛車はヤマハ・YZF-R25。
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雨の日、窓の外を見ては
“今日こそ走りたかったのに…”って、ため息ついたことありませんか?
バイクカバーの上にポタポタ落ちる雨粒が、なんだか心にまでしみてくるような日。
SNSを見れば、晴れてる地域のライダーが楽しそうに走ってて、ちょっぴり置いてけぼりの気分…。
でも、大丈夫。そんなあなたにこそ届けたい“やさしいバイクとの向き合い方”があるんです。

 

そんな雨の日こそ、心と身体とバイクのメンテナンス日和

 

雨の日はバイクに乗れない(乗りたくない))(´・д・`)ヤダ
でもね、わたしは思うんです。
乗れない日があるからこそ、バイクに乗れた日がもっと愛おしく感じられるんじゃないかなって。

 

① バイクのメンテナンスをしてあげる

普段走ってくれている愛車に、今日はちょっとだけ「ありがとう」を伝える日。
チェーンの清掃、タイヤの空気圧チェック、オイルの確認…。
雨の日はどうしても気分が沈みがちだけど、愛車を整えると、不思議と自分の心も整ってくる。
バイクって、走るだけじゃなくて“触れる時間”も、絆を深める大切な時間だと思う。

 

でも、じつはわたし、バイクに詳しいわけじゃないので、雨の日に“オイル交換を~”とかは正直得意ではなくて…( ˘ω˘ ; ))
でも、その代わりに近所の用品店さんで定期的に点検してもらうようにしてるんです(`・ω・´)
「チェーン、ちょっと緩んでますね~」とか
「タイヤそろそろ替え時ですよ」って教えてもらうたびに、
「あ、ちゃんと診てもらってよかった~!」ってホッとする。
わたしにとってのメンテナンスは、
“信頼できる人にバイクを託すこと”なのかもしれません。

 

そして、その帰り道に
“今日も元気に走ってくれてありがとう、次晴れた日はもっといっぱい走ろうね♪相棒っ♪”って心の中で愛車に話しかけるのが、ちょっとしたルーティンになってます。

 

整備を待ってる間なんかは、お気に入りの写真を見返して
“この日、めっちゃ気持ちよかったな~”って思い出に浸ったり…
それだけでも、なんだかバイクとつながってる気がして、
不思議と心があったかくなるんですよね。

 

 

② 自分の体のケアをする

身体もバイクと同じように、メンテナンスが必要。
雨の日は外に出るのもおっくうだけど、
そんな日は“五感”をやさしく満たしてあげるケアがオススメです。
たとえば、ふわふわのブランケットにくるまって、好きな香りのアロマをたいてみる。
自分が落ち着く音楽を流したり、無音で雨の音をBGMにするのも◎。
甘いお菓子を一つだけゆっくり味わって、“おいしい~”って思えたら、それだけでも心がふわっとゆるむんです。
自分に“心地よい刺激”を与えることは、
心のメンテナンスにもつながりますよ。
ストレッチ、半身浴、マッサージ、なんでもいいんです♪
ただ“ぼーっとする”っていうのも、立派なセルフケア。
私が好きなのは、午前中だけバイクのメンテナンスに行って、
午後は昼寝です( ˘ω˘ ) スヤァ…zzz

 

雨の日ってなんとなくやる気が出なくて、ダラダラ過ごしちゃうこともあるけど…
そんな日はむしろ、“ちゃんと休む”って決めちゃうのもアリだと思うんです(* ˘꒳˘)⁾⁾ウンウン
たとえば、お気に入りの入浴剤を入れて、ぬるめのお風呂にゆっくり入る。
湯船に肩までつかって「はぁ~~~」って声に出すと、それだけで自律神経が整いやすくなります🛁

 

あとは、軽いストレッチで呼吸を深くしたり、寝る前のスマホ時間を10分だけ減らしてみるのも◎。
“整える”って、がんばることじゃなくて、やさしく“緩める”ことなんですよね。
忙しい日々ではつい後回しにしてしまう“自分自身を整える時間”を、雨がくれたと思ってほしい。

 

 

雨の日のバイクに乗る心理的リスク

公認心理師としてお伝えしたいのは、“雨の日に無理して乗ること”は、判断力を鈍らせる可能性があるということ。
雨の日は視界が悪く、路面状況も不安定。
“仕事に遅れそう”“予定があるから”“バイクに乗りたい”という焦りがあると、冷静な判断ができなくなってしまうことも。
こういう時こそ、“心の余裕を守る判断”ができると、自分も周りも守れるライダーになれる。

 

心を休ませる、ほんの少しの勇気

バイクに乗れない日。
そんな日は、乗れない自分を責めるんじゃなくて、“立ち止まる選択ができた自分”を褒めてあげてほしい。
止まることも、勇気。
無理して乗る必要あるか考えてほしいな♪
そして、止まった日こそ、次に走る日のための準備になる。
晴れた日は外に意識が向いて、つい予定を詰め込みがちになるけど、
雨の日は自分の内側に意識が向く。
だから、今日みたいな日は、あえて感情に寄り添ってあげる時間にしてもいいかもしれません。
“最近ちょっと疲れてたかもな”って、自分で気づけたら、それだけで回復への第一歩です

 

雨音は、バイクの鼓動じゃないけれど。
それでも今日は、心のエンジンを静かに温める日。
そんな風に考えて、私はこのコラムを雨の日に執筆してます♪

 

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